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牛糞区画

※食事中の方は閲覧に注意して下さい

あっという間に2月が終わってしまいます。
春はもうそこまでやってきているので急いで準備をしていかなくてはなりません。
今回は牛糞を使っている場所について書いていきます。

前回も書きましたが牛糞は作物にとってかなり強い肥料になります。
そのためそのまま使ってしまうと強すぎてしまい逆に色々な障害が出てしまいます。

これはただの知識ではなく、私自身が昨年経験したことでもあります。
実際に事前にするべき処理が遅れてしまった畑で作った作物は発芽率が半分以下、虫・病気の発生、生育不良と悲惨なものでした。
個人的に印象的だったのはピーマンの実がまだ木に付いている時から既に腐っていたことでした。
生きながらにして腐るというのはよっぽどの腐敗が作物に生じていたことだと思われます。

それなのでこれをそのまま使うわけにはいきません。
するべき処理というのは主に2つで、植えるまでに1度でも耕しておき、そこから最低1カ月は置くことと、
EM菌という腐敗物質を餌にする微生物を使用していくということです。

まずは件の牛糞を入れた畑ですがこんな感じです

2011_0226yanmmer0017.jpg

ぱっと見は少し分かりづらいかもしれませんが、右側のトラクターのタイヤでえぐった場所などみると、
なかなか新鮮で強烈な色をしているのが分かると思います。

では早速耕していきます。

2011_0226yanmmer0018.jpg

さすがに臭いですね、昨年はこれをやり終わった後に気分が悪くなりました。

それなので作業後はトラクターを動噴機による強力な水圧で念入りに清掃します。

2011_0226yanmmer0020.jpg

この日はこれで終わりです。

さてそれから2日後は予定通りの雨

2011_0228yanmmer0002.jpg

もう気温が高ければ(この日は7℃)絶好のEM菌日和なのですが贅沢は言ってられません。
というのもEMは乾燥と日差しに弱いのでせっかくの雨を無駄にするわけにはいきません。
ではそのEMの様子を見てみると

2011_0228yanmmer0001.jpg

良い感じに仕上がってますね、こちらは使うのに最適な状態と言えそうです。
この黒タンクに大体500ℓ入っています。

一度ではこれを運べないので別の容器に移し替えます。
これを積んだまま牛糞の畑へ

2011_0228yanmmer0007.jpg

あとは全体にまんべんなく撒いていくだけです。
それにしても今日は寒かった~><

2011_0228yanmmer0006.jpg

2011_0228yanmmer0009.jpg

この後3月中にあと1、2回は耕し、同じくEM菌も散布していく予定です。
ここは主にナスやキュウリなどの夏野菜の畑となるので植えるのは4月中旬頃になると思います。
昨年同様に良い作物が取れることを期待しています^^
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基礎知識 ~後編

前回は肥料を使わないで作る方法を書いていきました。
もちろん木材チップ以外のものを使ったり、更には本当に何も畑に入れないで生産されている方も現実にはいるようです。
いちいち検証していくとキリがないのでここでは省略していきます。

さてもう1つのやり方についてですが、こちらは一変して肥料を使ってます。
それもかなりキツい肥料です、農業指導者やベテラン農業者の方々からは使ってはいけないとさえ言われています。
それは生の牛糞です。
これをおそらくは一枚の畑に10tくらいは入れたのではないかなと思います。

通常畜糞尿系の資材を使う時は発酵に長い年月をかけたり乾燥させたりしてから使います。
なぜそういう処理をするかというと、あくまで私の解釈ですが、
そのようにしなければ腐敗型の菌をたくさん畑に入れてしまうことになり、
その結果前編でも書いたような様々な障害が起きやすくなるからだと思います。

というのも排泄されたばかりの糞尿はまさにその時バクテリアが最も活発に動いて腐敗分解をしている最中です。
彼らの投入を極力抑えるためには活動が終わるのを待つしかありません、
つまりバクテリアが彼ら自身の餌を食べ尽くして活動できなくなるまで時間を置きます。

では私のところでは敢えてそういうものを入れてしまって大丈夫なのでしょうか?
実はこれに対して秘密兵器があります、ご存知の方もいるかと思いますがEM菌のことです。
EM菌とは簡単に言えばこういう腐敗に対して物凄い力を発揮する微生物の集合体です。
これは農業というよりも水質浄化の方で今のところは活躍しているそうです。
それこそある方のお話では、どぶ川に数m溜まったヘドロが1ヶ月で消えてしまったと聞いた程です。

詳しいメカニズムは実は私も良く分かっていないのですが、
おそらくはバクテリアからの腐敗分解によってが発生した酸化物質を食べて、
それを今度はアミノ酸や糖分といった植物にも人間にも都合の良いものに変えているのではないかと思います。

要するに通常ならば都合の悪い腐敗という現象をこういうある意味特殊な資材を使うことで、
そっくりそのままこっちの戦力にしてしまおうというずるい戦法です^^

具体的にはどうするかというと、まずは近所でお世話になっている乳牛農家さんのところで毎日のように出てくる牛糞を畑全面に捨ててもらいます。
次に全面に撒き終わったら上からEM菌をかけて、トラクターでかき混ぜていきます。
あとはそのまま1ヵ月は放置し、その間雨が降ればそこでまたEM菌を撒いていって完成です。

このEM菌というのも生き物ですので糸状菌と同様に性質があります。
こちらは前回とは逆で空気がないところの方が活躍できる菌です。
更には直射日光にも弱いので扱う時には遮ってあげます(ここについてはどうやら糸状菌も同じみたいです)。
なので畑に散布する時はかならず雨の日か、晴れていてもすぐにトラクターで地中に入れてやるようにします。

昨年お客様に提供することができた野菜の8割方はこっちのやり方で取れたものです。
虫は多少付きましたが病気はほとんどなくて予想以上の出来具合でした。
こちらも充分戦力になる、というよりはしばらくはこっちがメインのやり方になってくることと思います。
なぜならばこちらは肥料を使わない方とは違って時間がかからないからです。

ただしこっちのやり方も欠点はあります、一番の問題は生の牛糞という資材を使うと嫌がる方が少なからず周囲にいるということです。
近隣にまで漂う匂いという点もさることながら、牛糞から発生する生命力の強い雑草というのも非常に嫌われます。
実際に昨年は苦情が3回ほど来ました、市の農業委員会にまでなんとかしてくれと言われてしまったほどです。
しかも厳密には不法投棄になってしまう恐れもあるらしいので役所がうるさくなれば中止にせざるを得ないかもしれません。

以上が現在の私の畑の主な生産方法となります、ただこれ以外にも使えるものがあれば積極的に使っていきます。
ただしそれには条件があり
・近隣(車で片道1時間以内程度か?)で大量に手に入るもの
・他の方と取り合いになりにくいもの
・お金をあまり必要としないもの
となってきます。

現在農業分野では化学肥料の値段の世界的な高騰が問題となっています。
化学肥料は基本的には石油化学の技術であり、遠くの外国に依存せざるを得ないものです。
昨今世界中で経済やエネルギーの問題が叫ばれ続けており、
おそらくは今後において今より状況が好転していくことはないと予想します。
だからこそこういうものに頼らなくてもなんとかやっていける方法を探り続けていきたいと思っているのです。

今後使えたら面白いなと思う物としては海藻が挙げられます。
私の畑から車で3分も走れば海岸に着き、そこにはたくさんの海藻が打ち上げられています。
こういう一見無駄にしかならないものをいかに有効活用していくかが農業に限らず今後の世界的な課題なのではないかと私は強く思います。

まだまだ完成には時間がかかりそうですが、できることならば長い目で見守っていただければと思います。
今後ともよろしくお願いいたします

基礎知識 ~中編

前回は肥料は畑そのものを腐らせやすくするというお話でした。
ですが作物を使うのに肥料を使うのは常識中の常識、
一体肥料無しでどうやって育てることができるのでしょうか。

ところで皆さん今一度考えてみて下さい、地球上に生えている植物の内、
一体何%が肥料によって育てられているものなのでしょうか?
広大な東南アジアの熱帯雨林や南米のジャングルは動物の糞尿であそこまで大きくなっているのでしょうか?

これも当然のことですが、自然条件下では植物に誰も肥料などやりません。
確かにそこに住む野性動物の糞尿などもあるでしょうが、何よりも多いのは植物自身の老廃物です。
落ち葉や枯れ草、枯れ枝、落ちた果実など様々なものが森林内には堆積していきます。
そしてこういうものが農業で使う肥料の代わりとなっています。

ではこれをいきなり畑に持っていってトラクターでかき混ぜれば育つのかというとそう簡単な話ではありません。
落ち葉や枯れ草などのこういった所謂土壌改良材は肥料とは違って植物が根から直接吸収することができないものです。
それなので一度吸収できる形にしてあげなければなりません、その役割を果たすのが微生物となるのです。

微生物による分解の作用は2種類あります、発酵と腐敗です。
学生時代はこの2つは人間にとって都合が良いか悪いかの違いと教わりましたが、
それ以外に重要な区別があるようです、それは分解する微生物の種類です。
発酵は糸状菌という菌類の中でも大きいものが担当し、
一方の腐敗が細菌やバクテリアといった小さなものが行います。

どうしてこういう区別がつくのかとというとこれまた単純な話で彼らが食べるものが違うからです。
枯れ葉や枯れ枝などの分解が難しい物は糸状菌が、生ゴミや畜糞尿などの分解が簡単なものはバクテリアが食べていきます。
このどっちの食べ物を畑に多く入れていくかでどっちの菌が住みつくのかが決まってきます。

前回終わりに書いた私が行う2つの作り方の内の1つはこの糸状菌を畑の中で大量に住んでもらい、
そこに畑を腐らせない土壌改良材を入れて分解してもらうことで植物の養分を確保しようというものです。
やり方は非常に単純で、まずは餌となる木材チップを近場から運んで来て少しの期間積んだまま放置します。
そして内部の様子を見て糸状菌が住み着いたと思った頃にそのまま畑に持っていって耕すだけです。

このやり方の利点として作物が微生物を介してバランス良く養分吸収をしていくことで非常に健康に育ち、
その結果病気や虫を寄せ付けなくなり農薬を始めとする防除資材が最終的には一切不要となることです。
また健康な生育ができれば見た目や大きさ、更には味までも非常に良いものとなり、
有機農作物はもちろんのことで、一般にスーパーで売られているような生産物をも凌駕していくことでしょう。

さらに畑としても微生物が活発に活動することで土がほぐれ作業がしやすくなるのはもちろんのこと、
糸状菌の活動領域が深くなっていけばその分空気の部分ができるために水が溜まりにくくなり、
また糸状菌自身が納豆のようなネバネバを土の中で発生させることで一定の水分を保ち続けることもできます(と言っても決して土を掘ったら糸を引くわけではありません^^)。
これによって乾燥にも湿気にも強いまさに理想の畑の土ができていくのです。

ここまではまるで良いことづくめの生産方法のように思えるでしょうが、本当に何の問題もなければ昨年のような結果にはならない筈です。
つまりはこの農法にもいくつか問題点があるということです。

その1つは肥料と違って畑に投入してすぐに効果が表れるものではないということです。
通常私が使っているような木材チップは養分化するのに実に数カ月から数年といった時間がかかります。
これは糸状菌による発酵分解の特徴で、例えば味噌や酒といったような発酵食品も数日でできるようなものではないことが証明しています。

また糸状菌が個別で食べる上限というものも決まっているため、
より多くの糸状菌に住んでもらわなければ一般の農業のような大きな野菜を作ることはできません。
私がこのやり方を始めたのは昨年の4月からなので時間的にまだまだといっても仕方がないことなのです。

もう1つがこの糸状菌の住める条件という点です。
菌類にも様々な習性がありますが、この糸状菌が住むにあたって最も重要なのは人間と同じく空気です。
空気が無いところではいくら餌があったところで窒息死してしまうのです。

昨年秋は非常に天候が悪く、10月などは3分の1程は雨だったような異常気象でした。
更に私が借りている畑は元は田んぼとして作られ、構造上水が抜けにくいような作りになっています。
この2つが重なった結果、何枚かの畑は水浸し状態となりせっかく住んでいた菌はほぼ全滅したように見られました。
以前紹介した特にキノコの菌床は大量の菌類が住んでいる塊ですので被害は甚大でした。
後日畑内部の様子を見てみたところ、土は硬化しまるで腐った生ゴミのような酷い悪臭を放っていました。

残念ながら私の借りている大半の畑は無条件でこのやり方が通用するのではなかったのです。
木材チップや微生物を集めるのも重要ですが、それ以上に微生物が住める環境を、
少なくともどんな大雨や長雨に遭っても死なせないような工夫をしていかなくてはなりません。

昨年も暗渠という畑内部40~60cmのところに水を通す管を入れて排水条件を作っていったのですがそれだけではどうやら不十分だったようです。
今春には今度は畑の外周を大型機械でぐるっと一周掘ってもらい、畑表面から余分な水を取り除くということをやっていこうと思います。

さてもう1つのやり方ですが、またまた長くなってしまったので次回に回していきます。

基礎知識 ~前編

度々更新が滞ってしまい申し訳ありません。
今回こうなってしまったのも、あまりにも書きたくない状況が続いているからです。
いつまでもそうは言っていられないので改めまして書かせていただきます。

まず結果から言ってしまいますと昨年の秋以降は全部失敗です。
原因は様々ですが一番は私自身が畑やそこに投じた資材をうまく使いこなせていないことに尽きます。
良い機会ですのでこの辺りで一度私の目指す農業はどのようなものかを書いていきたいと思います。

まず作物を土に植えて育てる以上はあらかじめ何かしらのものを土に入れておき、
彼らにとって必要な養分を用意しておかなくてはなりません。
このことは農業者じゃなくても知っていることだと思います。

少しでも何かしらの作物を作った経験のある方ならばトマトを作るのはどんな肥料が良いかとか、
ジャガイモ作りにはあの肥料がとても良く効くとか色々な想像ができるかと思います。

ですが私の場合はそれより先にまず考えるのは作物が育てるに当たってどんな環境を整えてやるかというところです。
作物にとって畑とは住んでいる環境です。
その環境が悪いようでは健全な生育がしにくいのは人間でも同様のことと思います。

通常畑に入れるものには大きく分けて2種類あります。
腐りやすい物と腐りにくい物です。
多少経験のおありの方は前者を肥料、後者を土壌改良材と取っていただいて構いません。
そしてこれらを入れていけばそっくり畑がその状態になります。
即ち肥料を入れれば入れるほど畑そのものが腐りやすくなり、
一方の土壌改良材をどんどん入れていけば畑は逆に腐りにくくなっていきます。

では腐った畑というのは一体どういう状態なのでしょうか?
私の経験から言いますと、まず土が非常に硬いです、
酷い場合は土が全面的に石つぶてほどの塊を形成し、とても手で掘れるような状態ではなくなってしまいます。
そして土が臭いです、ヘドロやドブのような嫌な臭いがします。
ミミズのような虫が多いのも特徴です。良くミミズがいると土が良いと言われますが、
私に言わせればミミズがいればいるほどその畑は腐っています。
またそこに生えている雑草の種類からも判別できますが、話が細かくなってしまうので省略します。

そして畑の腐敗はそこでできる作物の腐敗も招きます。
具体的に言えば発芽障害や生育障害、それに病気や虫による食害というものです。
いくら農薬をかけても虫や病気が寄ってくるというのは結局のところその原因である畑の腐敗というものが全く変わっていないからなのです。
当たり前の話ですが、原因から直さなければその結果が良い方向に向かっていく筈がありません。

日本で無農薬栽培や有機農業が定着しない最大の原因はここの部分にあると思います。
有機農業はクリーンだと思われがちですが、実際には一般の農業よりも多く肥料を使うことがほとんどです。
これは単純に化学肥料よりも有機質肥料の方が効きにくいからです。
また、使われている有機質肥料そのものの性質もあります、というのも大概は家畜の糞尿が使われています。
これは腐りやすいというより元々腐っているものと言って差し支えありません。
その証拠に出てすぐに悪臭を放ち、蝿や蛆が集ります。

こういうものをメインに使っているということは、自分から病原菌や害虫を招いていることに他なりません。
その上で無農薬にしてしまえばもはや収集がつかなくなるのは当たり前のことです。
家庭菜園ならば一匹づつ手で取っていくことができるかもしれませんが、
私の畑全部で約2400坪で同じことなどとてもやってられません。

ではこういうものに頼らないで作るとなるとどういうやり方になっていくのか?
昨年から私の農園では2つのやり方をやっています。
長くなってしまうので一度ここで切ろうと思います。
プロフィール

手抜きのーか

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